2日 原油は反発、アジア主要株価指数の上昇で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ84セント高の81.28ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同84ドル高の85.47ドル/バレルと、いずれも反発している。 2日アジア午前時間の原油市況は反発。アジア主要株価指数の上昇で原油も買われている。米連邦準備制度理事会(FRB)は1日、連邦公開市場委員会(FOMC)において政策金利を据え置くと決めた。パウエル議長は会見終了後、米長期債利回りの急上昇で追加利上げの必要性が低下しているとのニュアンスを発したものの、インフレ抑制に向け追加利上げの可能性はありうると示唆した。米金融市場はパウエル議長のハト派的姿勢を好感し、S&P500種株価指数は1%強上昇し取引を終えた。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは、「前日の米国株価の上昇をアジア時間でも引き継いでいる」との見方を示した。2日の日経平均株価も前日比400円高の3万2,000円台で推移しており、リスク資産である原油も買われているもよう。 日経平均株価は前日比387円28銭高の3万1,988円93銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.21円と、前日の17時時点(151.38円)と比べドル安・円高方向に振れている。
|